理想の家を建てるための近道はありません。 住まいづくりには数多くのステップとそれに伴う検討事項があり、綿密な計画に基づいて、その一つひとつに常に正しい判断を下していく事が重要です。 大切な事を些細なことと勝手に思いこんでしまったり、分からないことをそのままにしてしまってあとで後悔するほどつまらない事はありません。 ここでは、住まいづくりの各段階で注意しなければならないそれぞれのチェックポイントについてご説明します。

	一般に大きな建物が多く見受けられますが、わが家の広さに置換えながら見学して下さい。特に内部は美しいインテリアや調度品などについ目が奪われがちになりますが、図面に掲載されている帖数ではつかみにくい部屋の実際の広さを体験して、自分のプランの参考にすることが重要です。さらに展示場には様々な工法の建物が展示してあり、いろいろ見学していると、記憶と印象があいまいになってしまう事がよくあります。そこで、ポイントや疑問点などをその場必ずメモしておくと便利です。

	完成後では見ることのできない建築現場や、もうすでにご入居されているお宅などを見ることができる見学会は、さまざまなメーカーが開催しています。建築中の現場では、住宅の基礎や構造躯体の特徴を分かりやすく説明しています。建設中の現場では、実際にお住まいの方々と直接お話をする事ができます。モデルハウスの見学だけで満足せずに、ぜひ見学会に参加しましょう。

	住まいづくりの方針が決定したら、住宅専門誌や住宅関連の書籍、さまざまなメーカーのカタログなどから、イメージにあうものや参考になるものを集めると良いでしょう。さらに、集めたものをスクラップしておくと、新居のイメージがより具体的になりますので、メーカーとの打合せにおおいに役立ちます。